平成28年4月20日 東京新聞(共同通信社)
卒業生300人の住所 無断でコピー 「安保法反対署名を」元教諭が要請の手紙 県立成田北高校
県立成田北高校(成田市)を昨年三月に退職した六十台の元男性教諭が、在職中に無断でコピーした生徒の住所録データを使い、安全保障関連法に反対する署名を求める手紙と署名用紙を卒業生約三百人に郵送していたことが十九日、同校へのの取材でわかった。高校側は「大変遺憾。生徒の個人情報の取り扱いについて教職員らに指導を徹底したい」としている。同校によると、元教諭は今年三月、担任として関わった卒業生らに「安保法に反対する人に賛同いただきたい」などとする手紙を、署名の記入用紙を同封して郵送した。
卒業生の保護者から連絡があり、判明した。高校側が事情を聞いたところ、元教諭は「若い人に安保法について考えてほしかった」と話したという。 住所録データは、在職中に高校のパソコンからUSBメモリーにコピーし、持ち出していた。同校はデータを既に削除させたとしている。
平成29年5月25日 産経新聞
生徒の個人情報悪用 元教諭を刑事告発へ 県教委
県立成田北高校の男性元教諭(62)が、在校生の個人情報を無許可でコピーして悪用、 「安保法制反対」の署名を呼びかける手紙を送っていたことが分かった。県教委は24日、元教諭を近く県個人情報保護条例違反罪で県警に刑事告発することを明らかにした。県教委によると、元教諭は同校に勤務していた平成24年3月から27年3月ごろの間に、生徒の住所など個人情報2192人分を、同校の共有サーバーから個人のUSBメモリーに不正コピーしていた。
元教諭は退職後の28年3月22日、卒業生335人に対し、安全保障関連法案への反対署名を求める文書の送付に不正利用したという。卒業生から問い合わせがあり、発覚した。
平成29年5月25日 千葉日報
生徒名簿、署名活動に転用 元教諭の告発決める
県立成田北高校の60代の元男性教諭が在職中に無断で持ち出した生徒名簿を使い、退職後、卒業生に安保法反対の署名を求める手紙を送った問題で、県教委は24日、元教諭を県個人情報保護条例違反の疑いで県警に告発すると決めた。 県教委は「目的外使用で、生徒や保護者らの信頼を損なった。」としている。該当する罰則は1年以下の懲役か50万円以下の罰金という。同問題は昨年4月に発覚。退職後のため教員としての処分は受けていない。
平成29年5月25日 読売新聞
生徒の情報持ち出し 元教諭を刑事告発へ 県教委
県立成田北高校の元教諭の男性(62)が在職中に生徒の個人情報を持ち出し、卒業生335人に安全保障関連法廃止の署名を求める封書を送った問題で、県教委は24日、元教諭を県個人情報保護条例違反容疑で成田署に刑事告発すると発表した。近く告発状を提出する。発表によると、元教諭は2012年3月~15年3月、同校の管理職の許可を受けずに生徒の個人情報をUSBメモリーにコピーし、自宅のパソコンに保存、16年3月、署名を求める封書を送った疑いがあるという。
平成29年5月25日 朝日新聞
このほか、昨年3月、定年退職の間際に持ち出した生徒の個人情報を使い、安全保障関連法への反対署名を求める封書を送付した県立成田北高校の元教諭の男性(62)を、県個人情報保護法条例違反容疑で成田署に近く告発すると発表した。
平成29年5月25日 毎日新聞
また県教委は24日、県立成田北高校の元教諭の男性が在任中に生徒住所録を持ち出し、安全保障関連法の廃止を求める署名を募る郵便物を送付したとして、男性を県個人情報保護条例違反の疑いで県警に告発する方針を決めた。
平成29年9月6日 東京新聞
平成29年9月14日 千葉日報

平成29年9月14日 朝日新聞
平成29年12月8日 東京新聞
生徒情報持ち出し署名用紙を郵送
元高校教諭を書類送検
在職中に生徒の個人情報を無断で持ち出し目的外使用をしたとして、県個人情報保護条例違反容疑で刑事告発された県立成田北高校元教諭の秋葉幸一さんが、千葉地検に同容疑で書類送検されていたことが、県警への取材で分かった。送検は10月26日付。送検容疑では、2016年3月、在職中に無断で持ち出した生徒の氏名や住所などの個人情報を使い、15年9月に成立した安全保障関連法に反対する署名を求め、手紙や署名用紙などを教え子の卒業生335人に郵送したとされる。秋葉さんは15年3月に定年退職。県教育委員会が今年5月に同容疑で県警に刑事告発していた。
平成29年12月9日 朝日新聞
成田北高校元教諭 県警が書類送検 個人情報持ち出し容疑
勤務先の県立高校で生徒の個人情報を不正に持ち出したとして、県警が、元教諭の男性(62) を県個人情報保護条例違反容疑で書類送検していたことが捜査関係者への取材でわかった。捜査関係者によると、送検は10月26日付。元教諭は2015年3月まで勤務していた県立成田北高校(成田市)で、生徒の氏名や住所などの個人情報を不正に持ち出した疑いがある。
元教諭は16年3月、安全保障関連法への反対を求める手紙や署名用紙を卒業生335人に郵送したという。保護者が同校に問い合わせて発覚。県教育委員会が今年5月、元教諭を同容疑で県警に告発していた。
平成29年12月22日 東京新聞
生徒情報持ち出しの 元県立高教諭不起訴 地検
在職中に無断で持ち出した生徒の個人情報を使い、卒業生に安全保障関連法反対の署名用紙を郵送したとして、県個人情報保護条例違反容疑で書類送検された県立成田北高校(成田市)の秋葉幸一元教諭(62)について、千葉地検は21日、不起訴とした。地検は理由を明らかにしていない。県教委などによると、秋葉さんは2015年3月まで同校で勤務。在職中、管理職の許可なく持ち出した生徒の住所などの個人情報を使い、退職後の16年3月、安全保障関連法への反対署名を求める手紙や署名用紙などを卒業生335人に郵送したとして、今年10月に書類送検されていた。県教委は5月、同容疑で県警に告発していた。
秋葉さんは「検察は客観的に判断してくれたと思う。今の政治は相変わらずおかしい。署名に参加してくれた卒業生に『君たちの判断は決して間違っていなかった』と伝えられることが一番うれしい」と話し、県教委は「現時点ではコメントを差し控えたい」とした。
平成29年12月22日 千葉日報
生徒情報持ち出し 元教諭を不起訴 地検
在職中に無断でコピーした生徒の住所を使い、卒業生に安全保障関連法反対の署名用紙を郵送したとして、県個人情報保護条例違反容疑で書類送検された県立成田北高校(成田市)の元男性教諭(62)について、千葉地検は21日、不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。元教諭は2015年3月、生徒の個人情報を持ち出し、退職後の翌3月、卒業生約300人に署名用紙などを郵送したとして、今年10月に書類送検されていた。
県教委の調査では、元教諭は成田北高と県立佐倉南高校(佐倉市)に在職中、計約3千人分の個人情報を持ち出した。県教委は今年5月、元教諭を同条例違反容疑で県警に告発していた。